10月14日
人権委員会 白熱する男女混合名簿導入への論議
というと、さも立派な議論が繰り広げられているようだが、
実際に総務委員会と文教厚生委員会をモニター傍聴された一般県民の方が「傍聴記録」をとられていて、届けて下さった。
イヤホーンによる視聴なので、一部聞き取り違いがあるかもしれないが、
だいたい雰囲気はわかって頂けると思うので了承を得てここに掲載させて頂きます。(総務委員会傍聴記録)(文教厚生委員会傍聴記録)
この日の人権委員会でも名簿をやめろ!
という藤田、中谷両自民党委員と長池委員(と委員傍聴席からヤジを飛ばす竹内議員)、
推進するのを良しとする黒川、古田委員、そして私。
この日は副委員長の川端さんまでが発言し(原則的には委員長、副委員長は発言しない。発言すること自体は悪いこととは思わないけど・・・)
「共産・社会系の議員は推進、自民党系は反対と、
これだけはっきり意見が分かれているのに、
教育委員会はなぜ推進するのか?」と言いだした。
長池さんは民主党、私は無所属なんですけど・・・。
医者である中谷さんは「うちの老健施設にはたくさん女の人が来る。女の方が長生きだから。女は子育てしなければならないから、体が丈夫なようにできている。」と医者の立場で発言
(私の周りの医者はAMDA《国境なき医師団の日本版のような組織》をはじめとして危険地域に飛び込んでいくような人が多いのだけれど、医者にもいろいろいるのだなあ、とこのごろよく思います。川端さんも医者)
混合名簿のメリットを担当者があげると
「ウソをつけ!」と竹内さんのヤジが飛ぶ。
中谷さんも「混合名簿を導入しただけでそんなにいいことがあるんだったら。今まであんたたちがして来た教育はいったい何だったんだ?」と声を荒げる。
男らしさ、女らしさに関する個人の価値観は自由だけど、それを人に押しつけない、というのが基本じゃないの?
私はこの日そういう言葉に傷ついて悩んでいる性的マイノリティの人たちのことを質問してみました。
マイノリティの人たちの中で最近マスコミ等で取り上げられている性同一性障害について。
「形態的には完全に正常で、自分の肉体がどちらの性に属しているかをはっきり認知している一方、人格的には自分が別の性に所属していると確信している状態。この確信は1歳半頃までに成立し、一度成立したら2度と変わらない物である。」というのがこの障害。
要するに身体の性と脳の性が違う状態である。
原因は、昔は環境説がとられていたが今は「ホルモンシャワー説」というのが有力。母親の胎内にいる分化する前の段階に外部からのホルモン投与(流産防止ステロイドなど)によりホルモンバランスが崩れ起こるということである。
10代の自殺者のうちかなりこの障害があるかもしれないということである。全ての人が生きやすい世の中、そのための行政であってほしい。
徳島県の自殺者の数は
平成12年で161名、
平成13年が152名、
うち男性がそれぞれ70.8%、75.7%である。
「男は泣いちゃいかん」「男はガマン」という社会的男らしさが影響いていると思えてならない。
・総務委員会傍聴記録
・文教厚生委員会傍聴記録
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