1月16,19,20,23日
普通会計決算認定特別委員会
普通会計決算認定特別委員会という名前の委員会が、毎年この時期に行われる。委員は、各交渉会派(4人以上のメンバーがいる会派)から、委員会の定員(昨年は9名、今年から10名)を、会派の構成人数の比例配分に従って割り当てられる。
自民党県民会議4名、交友会3名、新風2名、共産党と県民ネットが各1名というわけだ。少数会派(公明党2名)や一人会派(一新会、木下さん)は、4年間の任期中に一度もこの委員が当たらない。
われら県民ネットは全員が4年間に一度づつ経験できるし、多数会派は2回経験する人もいる。
この件について、四国市民派議員連絡会の阿部悦子さんは「私は一人会派だから委員になれないのよ。この間傍聴に行って理事者の説明の声が小さくて聞こえないから‘マイクを使って下さい’って言ったら‘阿部さんは委員ではないのだから発言しないで下さい。’と言われたの。」とおっ
しゃっていた。
徳島は4日間かける決算委員会だが、愛媛はたったの2日だとか。
一方、静岡は11日間もあり、「虹と緑の500人リスト」代表の松谷さんは全ての日程を傍聴に行かれたとおっしゃっていた。
せっかく会派となって委員になれたのだから
県民の代表としてしっかり意見を言わなくてはならない。
決算認定とは?
とは言っても、いったい決算を認定するってどういうこと?
認定しないとどうなるの?
その年度の予算は、前の年度の今頃(1月末)までに起てられ、知事査定を経て2月議会で審議される。
昨年の2月議会は大田前知事の起てた予算をほとんど審議することなく全て原案どおり可決した挙げ句、当の知事を不信任してしまったという議会だった(???)。
いわば予算認定が2月議会、決算(予算が予定どおり正しく執行されたか?)を認定するのがこの委員会というわけだ。
すでに執行済みの決算を認定しないとどうなるのか?
監査委員が責任をとって辞任するくらいのことなのか?
予算が正しく執行されたかどうか、すでに監査を通っている決算書を見て会計士の資格もない私が理解できるかどうか、全く自信がない。というか、領収書も見せてくれないのだから解るはずがないのでは?
じゃあ、この委員会は何のためにあるの?
解らないので、昨年の議事録を議会事務局に頼んで取り寄せてみた。
昨年の質問は3名
議事録を見ると、昨年は4日間で新風のS議員が持ち時間最も長く質問し、自民党のS副委員長と新人のS議員が発言していた。大幅に余ってしまった企業融資関係の予算や、母子融資関係の予算のことを質問していた。
何を聞いたらいいの?
今回、自民党のN委員が、南海地震のことなど細かい質問をしていたら、自民の同じ会派のM委員が「委員長、ちょっと小休してくれ」と、記録やモニター中継を中断させ、「これは決算委員会なんだから、そういう細かい質問は総務委員会でやれ!いちいちそんなことを質問してたら、ワシやって聞きたいことがあるのに時間がなくなるわ!」と声を荒げた。
仲間割れか?M委員の言うことはもっともなようでもあるが、政策の内容を聞かないことには、決算を認定したくないのも人情。でももし決算認定したくないような政策なら、予算の段階で反対すべき???
どうもよく理解できない。
共産党の古田さんが「同和奨学金」の未償還額が通算50億円以上になり、返納済み額は僅か数百万円であることを指摘、最終的に決算認定に反対していた。
私も全ての資料にほとんどくまなく(体調を崩し一夜漬けではあったが)目を通し、公安委員会を除く全ての部署で2〜4点に絞って質問した。
例えば、ごみ政策では、「廃棄物対策の決算で排出抑制に使ったお金はいくらで、発生抑制に使ったお金はいくら?」
(答えは発生抑制策はゼロ)とか、
「地域の文化に密着し親しまれる学校などの建物は安ければいいというのでなく、文化的にそれなりの建物であってほしいけど、どういう入札なのか?コンペ方式は取り入れたのか?」(答えはNO)など。
でも私は最終の決算認定には賛成しました。
これについては、みなさまの意見を求めます。
自分に出来る精一杯のことは果たしたと思っているが、
疑問の残る決算認定委員だった。
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