3月26日
振り返る県議会〜びっくり!領収書の要らない政務調査費〜
徳島県議会では、議員個人に月15万円、会派メンバー1人につき、月10万円の政務調査費が支給される。
調査研究や研修、広報活動、事務所費、事務費、人件費などに使えるのだが、年間1人に300万円も支給されるというのに、簡単なペーパーの報告書一枚を提出するだけで領収書はつけなくて良いことになっている。領収書が要らない、ということは「何に使っているかわからない」ということである。県民の税金や借金で賄われるのだから、そんなバカな話はない。
2004年から2年間「議会のあり方検討委員会」で、領収書をつけるべきだと会派で主張したが、自民会派の反対多数でつけなくて良いことになった。自由な政治活動に支障があるとか何という理由だったと思う。
委員会はマスコミに非公開で行われた。ただし議事録は公開されることになったので、情報公開請求すれば出てくる。
私の政務調査費の内訳はこちら(2003〜2005年度)
(PDF36KB)
議員特権廃止キャンペーン
他府県では他にも、議員を永年務めたらブロンズ像や肖像画(数十万円相当)を贈られ表彰されるとか、いろいろな特権が議員にあることは知られていない。そこで、全国のみどりの市民派議員らで「議員特権廃止キャンペーン」を行い、私も参加させてもらった。最もすごい議員特権をワースト大賞として募集し、大賞には東京都議会の領収書の要らない政務調査費、月60万円、年間720万円(給料は別支給!!)がトップに選ばれた。徳島県の年間300万円は全国で最低の額だという。
さて実際、私の場合、政務調査費は年間300万円では足りず、事務員一人の人件費がやっとまかなえる状態で、広報活動にかかる多額の郵送料は議員歳費の中から持ち出している。
廃止キャンペーンのHPはこちら
このキャンペーンはマスコミが大きく扱ってくれて、国民の関心も集まったことだろう。来期には新しい県議により改善されるのか、はたまたお茶を濁されてそのままになるのか。
前回と比べ争点がわかりにくい統一選であるが、名西、阿波、美馬、東三好、つるぎ、そして吉野川市で、私は唯一の非自民系議員であり、踏ん張りどころである!また考えてみると、徳島市を除く吉野川流域(鳴門市、板野郡、名西郡、吉野川市、阿波市、美馬郡市、三好郡市の定数19名)で、私は唯一の女性議員でもあるのだ(!!!)
今回鳴門市で立候補予定の女性候補者は、国際協力団体TICOの事務局長をしていた時期に大変お世話になった人である。男も女も違いはないはずであるが、地方議員の9割が男性である。女性議員が自然に増える社会になった時が、暮らしやすい社会になった時だと思う。
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